世論観測所

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じじばばの政治圧力を是正しないとこの国は終わる

【総選挙2014】世代別選挙区導入の論議を(鈴木寛) |ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

以前このブログでも「ドメイン投票方式」について書いた事があったが、老齢人口の政治的な力は是正する必要がある。そうしないと若者の声が政治に反映されにくくなり、政治家は年寄りに人気のある政策を重視するようになる。

若者の声を代弁する国会議員がもっと増えるべきだと思うし、そういった議員を当選させなければならない。しかし若者の投票率を上げたところで人口比率で圧倒的に多い老齢人口の票田に比べたら若い世代の声は軽視されがちだ。小選挙区で当選するために政治家が若い世代と年寄り世代のどっちの意見を重く受け止めるかは火を見るより明らかだろう。

先に紹介したポリタスの記事で、鈴木氏は「世代別選挙区」の導入を提案している。これも一つの解決策になるだろう。鈴木氏は別の記事で以下のようにも述べている。

小選挙区は1人しか当選しないので、できるだけ当たり障りなく多数派を取らねば勝てません。

 政治学では「メディアン・ヴォーター」の定理といって、中位投票者に合わせることで最多得票を狙う合理性が小選挙区には該当します。だから「本当のこと」が言いづらくなるのです。メディアンは、病気で困っている人ではなく、年金生活者ですから、正義に叶う医療維持ではなく、年金擁護に傾いてしまいます。

引用:日本の民主主義は終焉を迎えつつある!?総選挙を機に考えたい新しいガバナンスと論憲|鈴木寛「混沌社会を生き抜くためのインテリジェンス」|ダイヤモンド・オンライン

現在の選挙制度は1票の格差死票が多いなど問題も多い。そろそろ選挙制度自体を見直すべき時に来ていると思う。