世論観測所

政治経済、教育、時事ネタなどを中心に独自の視点で論評

日本の教育が目指すべきもの


ノーベル賞 中村修二氏が語る 日本がイノベーションを起こすために

非常に示唆に富む記事だ。中村教授は日本の大学と教育における問題点を的確に指摘している。

イノベーションを起こす事は国全体の活性化に繋がる。歴史を紐解けば古代オリエントで鉄器を利用するようになったヒッタイトが勢力を伸ばしたり、18世紀の産業革命でイギリスが世界に進出したように、イノベーションと国の興盛には明確な関連性がある。

日本の教育(特に大学入試と大学教育)は変わらねばならない。今までのように画一的な学生を育てその多くが「志望は大手企業」という硬直した社会システムではイノベーションは産まれない。アメリカのように優秀な学生はどんどん起業し、スタートアップを作り、新たな製品さサービスを生み出して行く事が国の活力にも繋がるはずだ。

安倍政権が唱える「地方創生」は地方に仕事を作る「起業」というのが一つのキーポイントになってくるだろう。そういった意味では「若者がどんどん起業する」素地を作って行かなければならない。それには日本の教育から変えて行く必要がある。